1.「とろびた」No1からNo3:幼稚園から小学低学年

 

「とろびた」は、子どもたちが学校の学習に入る前に、学習とはどんなものかを経験し「学びの経験のしかた」を身につけてゆくためのものです。

 

かたちづくりのせかい まるをかこう

おしくらまんじゅうをするのに、じめんにまるをかこうとおもいます。あなたならどのようにしてかきますか。あなたのかきかたに○をつけましょう。

 

この問題では、子どもの経験によって3通りとも〇がつきます。なぜなら、問いは正解を求めているのではなく、「あなたの描き方」を求めているからです。実際おしくらまんじゅうをするのに少々ゆがんでいたり、でこぼこでも、まったくさしつかえありません。ここでは、子どもたちに具体的に、自分がどんなときに、どのようにして地面に丸を描いたかお話をしてもらうことに重きをおいています。

                                              

                                                 学林舎テキスト/とろびた

 

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2.成長する思考力 GT 算数国語少額年から高校1

 

     発刊して20年以上が過ぎる「成長する思考力GT」が、今も継続して刊行されるのは

     学習効果を期待できる授業書として、作られているからなのだと思います。

 

  〈GT国語〉

  にほんごを母語として、自由自在に使える「「表現力の基礎」を、小学生のうちに身につけているかいないかで、表現力の伸びしろは大きく変わってきます。

 

 〈GT算数〉

  10級~5級は、新学習指導要領が求める算数的表現力(文章題・図形問題・資料問を

身につけることのできるテキストです。

4級から1級は、中学入試を意識した問題群になっていますが、反復ではなく論理力

        思考力という学問の基礎レベルを上げるためのものです。

                                          学林舎テキスト/成長する思考力

 

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3、新聞学習 ~新聞を読んで書きたいことを胸に持つ~

 

新聞には活きた実例があります。それは、身近で有用な例であることが多く、生徒たちは自分の経験と照らし合わせ、胸中を文章として表現していきます。その思索の過程を経て、その子の内面で育まれる確かな文章力は、子どもたちの人間性をも成長させてくれます。

「書くことによって育つ、内なるもの。」それが、新聞学習でこそ培われるものかと思われます。

 

 

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4.中学3年間で学習する数学を、2年間で学習する

  中学数学単元別:21単元

 

日本の数学者で、遠山啓(1909~1979)さんという方がいらっしゃいます。遠山さんは「算数は元来いちばんやさしい教科である。なぜなら、それはごく少数の単純な原則から組み立てられているからである。その少数の原理を徹底的に理解するまで、ゆっくり時間をかけて教えればよいのである」と記していらっしゃいます。

その遠山さんの考えを色濃く反映したのが、この「数学単元別」です。数学単元別は、子どもに「わかる」実感してもらうための授業書です。

                                            学林舎テキスト/中学数学21単元

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5.はやし文庫 本と子どもを近づける

 

一人ひとりのお子さんに、予め、これはと思うものを用意しておきます。「よい本」をということだけではなく、「読んでほしい本」というものもあります。本の紹介をする時、短い解説をするようにしています。

 

 

細野晴臣 『とまっていた 時計がまた うごきはじめた』 平凡社

『とまっていた 時計がまた うごきはじめた』という本に、「節目ってだいじなことなの。だらだらしてないでピリオドを打っていかないといけないんだ」という一節がある。これを読むと、私のとまっていた時計がまたうごきはじめる時、自分の固まっていた考えもほぐれ出すのかなと思える。この本には読み手にとって大事なことが「小声」で語るように書かれている。私にも、今日一日のなかにも、これまでのなかにも、自分を止めていた時がある。その自分に「これでいいんだ」って思う。そうすると、ゆっくり動き出した時計の音が聞こえてくる。                                                 高2:さくら

 

ヨシダナギ 『贔屓贔屓』幻冬舎

『ヒーキビーキ』を読んだ。外から与えられた価値観をめんどくせーって思うことがある。嫌だと思いながらも、呪縛されている。自分から呪縛されに行った訳ではないけれど、いつの間にか息苦しくなってきている。

人と違っていいとは思っているのだが。「人はみんな違うね」っていうそのままには、なかなかしてくれない。違いをわかるってこと。それこそが「わかりあう」ってことなのに。放っといて欲しい。

そんな話を林先生にした時、「スリ族」の本を紹介してくれた。ヨシダナギさんの写真も見た。スリ族には、「幸」という単語がないということに驚いた。人が死ぬってことと、牛が死ぬこと以外悲しいことはないって言ってた。こんなにも見えているものが違うのか。日本人って幸せ求めすぎちゃってる。幸せを手に入れるために頑張ったとしても、どれが幸せなのか分かんなくなる気がする。権力とか知識とかを手に入れていくと、単純なものほど、大事なものほど見えなくなっていくんだって思った。

疲れたとき、イヤンなった時、エチオピアのスリ族のことを考えると、肩の力が抜ける。

                                                      高3:あおい

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6.『生きる教養』 No.1~No.3 幼稚園から小学低学年

 

『生きる教養』は、日常の中では出会うことのない言葉にめぐりあうことで「わたし」の幅を広げてゆくものです。

 

  『生きる教養』 目次より

  ・気候の「いちばん」

  ・地球という世界

  ・天気予報は何から

  ・日本の地形

 

  ・わたしはこう考える

  ・時間を考える

 ・歴史を考える                                                 

                                                                             学林舎テキスト/生きる教養          

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7.『小学漢字ファイル』 小学4年から6年

 

この『小学漢字ファイル』は、ただ単に漢字を学ぶだけではなく、理科・社会の教科と関連させながら、幅広い知識を身につけていけます。

    『小学漢字ファイル』 目次より

    ・生物

          ・物質とエネルギー

    ・地球と宇宙

    ・地理

    ・歴史

    ・公民

    ・国際

                                              学林舎テキスト/小学漢字ファイル

 

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8.その他の授業書

算数:『学びの大地』『算数のほんね』『いきる計算』『算数の力』

国語:『いきることば』『にほんご』『読解はかせ』『国語の力』

社会:『社会の力』

理科:『理科の力』

英語:『JUNIOR WORK NOTE』                             

                                                                                                                                                                                    『にほんご』以外は学林舎テキスト