高校・大学入試出題傾向
ここ数年2025年から2028年頃で、従来の「正解を選ぶ」問題から、「自分で考え説明する」記述式や探求型の問題が増えると予想されます。
高校入試
1.地域の課題を解決するアイディアを300字で。(東京都立高校2024年模擬試験)
2.あなたが通う中学校で、来年度から新しいクラブ活動を一つ作るとしたら、どんなクラブを提案しますか。そのクラブの目的と、どんな活動を行うか具体的に説明しなさい。 (200字以内)
3.スマートフォンを学校に持って行くことについて、賛成と反対の意見があります。あなたはどちらの立場をとりますか。理由を述べ、スマートフォンの学校での使い方について、一つのルールを提案しなさい。(250字以内)
4.20年後のあなたの町は、どんな場所になっていると思いますか。一つの変化(例:交通・環境・暮らし方)を挙げ、その変化が人々の生活にどう影響するかを説明しなさい。
大学入試
1.AIが社会に与える影響を賛否両論から考察せよ。(早稲田大学2025年予想問題)
2.AIを使って地域の観光プランを提案し、プロンプト例と期待する回答について説明せよ。(慶応義塾大学2026年予想問題)
3.ある大学では、学生が、地域の問題解決に取り組む授業を導入しました。あなたの住む地域(または想像した地域)で、学生として解決したい問題は何ですか。その問題の背景とあなたの提案する解決策を具体的に説明しなさい。(500字以内)
4.AIやロボット技術の進化により、将来多くの仕事が自動化されると言われています。この変化が社会に与える影響を、格差や生活の質の観点から論じなさい。またあなたが考える「人間らしい仕事」とは何かを具体例とともに説明しなさい。
参考:文部科学省の高大接続改革プラン(2023年)
東洋経済オンラインの教育特集(2025年)