2024年5月 「月の夕べ」のご案内

 

お子さんが「自分を取り戻してゆく過程で生ずる模索」について。

 

「自分は、まだまだ行ける、もっともっと行ける」と感じた。

                          高2:R

 

「月の夕べ」は、自分を学校へ引き出そうとする場ではなかった。

  

         数字が、子どもの頃から好きだった。

   子どもの遊び場には、立ち入り禁止がたくさんある。海もブイの先まで泳げないし、公園も柵を越えられない。「この先は行き止まり」が決められた中で遊ぶのは、いつもどこか窮屈だった。

   その点、数字は広い。どこまでもどこまでも続いていて、行き止まりも、立ち入り禁止もない。誰も行ったことのないところまで、好きなだけ進んで行ける自由があった。それでいて、ただ漠と広いというのではなく、ひとつひとつの数がはっきりしている。

   赤い絵の具と青い絵の具を混ぜると、毎回違った紫になるし、晴れの日の朝のオレンジジュースは、毎回少しずつ甘さが違うのに、7に8を足すといつも15で、15は14や16のすぐそばなのに、やっぱり7足す8はちゃんと15で、そんな数字の明快で緻密な自由が、好きだった。           『数学する身体』森田真生より

       

 

林先生が読んでくれた、この11行。

びっくりだった。これまでも、数字は好きで来たけれど、自分がまだ持っていない世界観だった。

こんな、「数字」の話をしてくれる林先生に、もっと早くに出会いたかった。もったいなかった。損しちゃったみたいな感じになった。

以来、何日も考えていた。

そうだ!俺にだって 『どこまでもどこまでも続いていて、行き止まりも、立ち入り禁止もない。

だれもいったことのないところまで、好きなだけ進んでいける自由がある』のだからと。

 

この本を読んでから、偏差値で選んだ高校ではなく、自分を掴める学校を受験しなおそうと思うようになった。

遠回りではあっても、自分で道をつけてゆく、そのための生き方であり、行き方だと思うから。

 

 

1.日時 2024年   5月21日㈫ 午後6時30分~7時15分 

 

  5月22日㈬ 午後8時~午後8時45分   

 

  4月23日㈭ 午後5時~午後5時45分  このお時間は埋まりました。

       

 

2.テーマ:どのようなことからでもお話しください。

 

3.初めての参加ご希望の方は、私塾はやしのHP「お問い合わせフォーム」から、お電話番号をお書き添えの上お申し込みいただくか、林の携帯電話へ直接お申し込みください。

                   (090-7711-4467 林典子)

 

4.その際のお名前は愛称などでも差し支えありませんし、画像もご自身のものでも、ご自身以外の身近にあるコーヒーカップや    

  お庭の草花や、まっ黒の画面のままでも、どちらでも差し支えありません。

 

5.お電話でSkypeのアカウントをお伝えします。

 

6.参加費につきまして

  お月さまの淡い光の中、これまでお会いしてきた方々とともに、手探りした時間はいつのまにか私を組成するものになっています。感謝申し上げます。ありがとうございます。

  そのような気持ちから、参加費はいただいておりません。

 

7.この「月の夕べ」へのご参加は、お一家族5回(5か月)までとし、一旦の終了をお願いしております。一回いっかいのお話の中に「ご自分なりに分かってゆく道の始まり」をお持ちいただけましたら、うれしく思います。

                     

8.6月の「月の夕べ」は、25日㈫ 26日㈬ 27日㈭を予定しております。10日程前に「月の夕べのご案内」を掲げます。

  お気軽にお問合せ・お申込みください。お会いできますこと、楽しみにお待ちしております。

 

 

                                                         はやし