1.「とろびた」No1からNo3:幼稚園から小学低学年
「とろびた」は、子どもたちが学校の学習に入る前に、学習とはどんなものかを経験し「学びの経験のしかた」を身につけてゆくためのものです。
かたちづくりのせかい まるをかこう
おしくらまんじゅうをするのに、じめんにまるをかこうとおもいます。あなたならどのようにしてかきますか。あなたのかきかたに○をつけましょう。
この問題では、子どもの経験によって3通りとも〇がつきます。なぜなら、問いは正解を求めているのではなく、「あなたの描き方」を求めているからです。実際おしくらまんじゅうをするのに少々ゆがんでいたり、でこぼこでも、まったくさしつかえありません。ここでは、子どもたちに具体的に、自分がどんなときに、どのようにして地面に丸を描いたかお話をしてもらうことに重きをおいています。
学林舎テキスト/とろびた
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2.成長する思考力 GT 算数国語少額年から高校1年
発刊して20年以上が過ぎる「成長する思考力GT」が、今も継続して刊行されるのは
学習効果を期待できる授業書として、作られているからなのだと思います。
〈GT国語〉
にほんごを母語として、自由自在に使える「「表現力の基礎」を、小学生のうちに身につけているかいないかで、表現力の伸びしろは大きく変わってきます。
〈GT算数〉
10級~5級は、新学習指導要領が求める算数的表現力(文章題・図形問題・資料問を
身につけることのできるテキストです。
4級から1級は、中学入試を意識した問題群になっていますが、反復ではなく論理力
思考力という学問の基礎レベルを上げるためのものです。
学林舎テキスト/成長する思考力
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3、新聞を読んで 小学3年:おうた
先生が読んでくれた新聞の(日経新聞・2020・7・18)、リーダーの本棚というところに、「仕事本」というのがあって、それは「コロナ禍の働き方 77の日記」という本だった。そのなかに「77の日記は未来への貴重な記録である」と書かれていた。
ぼくは、自分の考えをきかれるのが苦手だから、ぼくも「未来への貴重な記録」を書いてみたいという気持ちと、できるかなという気持ちがあったけど。この間ぼくは思った。「ぼくの書く文章に×なんてないんだ!」「今のぼくはちがうんだ!」って思ったんだ。それを
思い出して、「未来にのこす日記」をやってみようって思った。
7月21日
マスクばっか。
黄色でしょ。
白でしょ。
ピンクでしょ。
7月22日
学校でおにごっこもできない。さわるからだって。
8月4日
夏休み中で、楽しいことばっかり。
コロナも寝るのも忘れてた。
9月2日
知らないおじさんたちが集まって、ビール飲んで焼き鳥食べてた。
いいなあって思ったけれど、今、コロナだから止めたほうがいいんじゃないの、と思った。
9月10日
お母さんは学校に行っているので、「コロナの3つの顔」という紙をもらってくる。一つ目の顔は、「病気」そももの。二つ目の顔は、コロナにかからないかという「不安」。 三つ目は、「差別」。 お前コロナになったんだとか、そんなことは言わないようにしましょう。と書いてあって、まだ周りにはないけれど、そういうことがあるんだと思った。
この日記、今も続けてるから、いつか「未来への貴重な記録」になると思う。
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4.中学3年間で学習する数学を、2年間で学習する
中学数学単元別:21単元
日本の数学者で、遠山啓(1909~1979)さんという方がいらっしゃいます。遠山さんは「算数は元来いちばんやさしい教科である。なぜなら、それはごく少数の単純な原則から組み立てられているからである。その少数の原理を徹底的に理解するまで、ゆっくり時間をかけて教えればよいのである」と記していらっしゃいます。
その遠山さんの考えを色濃く反映したのが、この「数学単元別」です。数学単元別は、子どもに「わかる」実感してもらうための授業書です。
「より先行に、より復習に」
それが中学数学単元別です。
学林舎テキスト/中学数学21単元
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5.「自分でつくるテキスト」 小5 ゆい
はやし先生が言う「レジュメのお勉強」というのは、中3のNさんが始めたお勉強のこと。学校ではノートはとらずに、レジュメを作って帰ってくる。「後で思い出すぞ」という気持ちで授業をしっかり聞いてくる。帰ってから、レジュメを伏せて、一時間の授業内容のノートを使ってテキストにするお勉強のこと。それからは、「自分でつくるテキストやノート」のことを、レジュメのお勉強というようになっている。
レジュメのお勉強は、「頭」を使う。レジュメのお勉強が頭を使うのは、テキストがないからだ。テキストがないというより、テキストを自分でつくるからだ。
今日私がつくったテキストには、学校の「国際理解」の時間に学習したショートスピーチを
加えた。友だちは、「カナダのメープルシロップ」について紹介してくれた。メープルシロップはカエデの樹液をじっくり煮詰めたものだという。昔、カエデの樹液を飲んだリスが、元気に動き回るのを見て、食糧不足に苦しんでいた先住民たちが飲むようになったのだそうだ。私は、それをテキストに書き入れる時に、Canadaと、squirrel とmaple syrupとice wine と smoked salmonを調べて、「はやしの5分間暗記」で覚えた。
もう一人の友だちの「おすすめの国」は、「韓国」だった。韓国の食器がなぜ金属製なのかについてスピーチしてくれた。昔、韓国で戦争があったころ、人々は移動を続けなければならず、持ち運びに便利なように金属製の食器をつくったのが、一つの理由だと説明してくれた。友だちは、韓国の食堂の箸袋を見せてくれた。それにはお店の名前が、ハングル語で書かれていた。私はハングル語は書けないので、韓国、箸、胡麻油、生姜、唐辛子を漢字で覚えた。
これが、私の「自分でつくるテキスト」です。
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6.『生きる教養』 №1~№3 幼稚園から小学低学年
『生きる教養』は、日常の中では出会うことのない言葉にめぐりあうことで「わたし」の幅を広げてゆくものです。
『生きる教養』 目次より
・気候の「いちばん」
・地球という世界
・天気予報は何から
・日本の地形
・わたしはこう考える
・時間を考える
・歴史を考える 等
学林舎テキスト/生きる教養
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7.『小学漢字ファイル』 小学4年から6年
この『小学漢字ファイル』は、ただ単に漢字を学ぶだけではなく、理科・社会の教科と関連させながら、幅広い知識を身につけていけます。
『小学漢字ファイル』 目次より
・生物
・物質とエネルギー
・地球と宇宙
・地理
・歴史
・公民
・国際
学林舎テキスト/小学漢字ファイル
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8.その他の授業書
算数:『学びの大地』『算数のほんね』『いきる計算』『算数の力』
国語:『いきることば』『にほんご』『読解はかせ』『国語の力』
社会:『社会の力』
理科:『理科の力』
英語:『JUNIOR WORK NOTE』 『にほんご』以外は学林舎テキスト