「自分をしっかり持って、脳ミソを鍛える」 高2 貴
林先生は「自分をしっかり持って、自分の脳ミソを鍛える」ってこともよく言う。
ロシアの首謀者のせいで、これからの世界が、恐ろしく不安定で見えにくくなっている。お金があっても、何があってもどうなるんだろうって思う。林先生は「どんな時代になっても大切なことは、自分をしっかり持って、自分の脳ミソを鍛えることよ」ってよく言う。その一つに「なんでもやってみる」ことを挙げている。
この間、ネギ坊主を食べてみた。直売所で、つぼみのネギ坊主が一袋100円で売っていた。天ぷらにしたら、葱の味がしておいしかった。そりゃ、そうだと思った。ブロッコリーの花も、キャベツの花も、ズッキーニのつぼみも天ぷらにした。「なんでもやってみる」というのは、確かに面白い。まあ、ここまでは普通だが、次のはフツーではない。
数年前に、アリを食べたら酸っぱかったと言っていた卒業生がいた。それは、アリには蟻酸があるからだのようだ。「フツー、やらないでしょ」って思うようなことをやってみた弘毅さんは、今も生物のことを研究しているそうだ。
次は、まったく顔を洗わない小5のまゆさんの話。
まゆさんは、めんどくさいから顔を洗わないと言っている、が、どうもそれだけじゃなさそうだ。顔を洗わなくても、一度も困ったことがないからだというし。それどころか、洗わないからツルツルしているんじゃないかとも思っているそうだ。CMでは、泡で包み込むような洗顔せっけんを宣伝しているけれど、肌が傷むように思えるし、でも、ネットで調べるとすぐ「何か」が出てきちゃうから、まずは、自分の肌で実験していこうと思う、と話していた。ぼくはこの話を聞いていて、たぶん「常在菌」のことを言っているのかなあと思ったけれど、そのうち、まゆさんの実験の結果が出ると思うし、その方が楽しみだから言わないでおいた。脳ミソを鍛えるってことは、みんなでやると面白い。