何を力とみるか

 

林先生は、単に「点数」だけを力とは見ない。

その意味でとても厳しい。

私は、はやしに入った頃、生活面でも学習面でも、物事をあいまいにすることが多くあった。

甘えていた。

中学生になると、その甘えが形になって反ってきた。

テストの結果だ。

 

点ではなく、学習の仕方がどうにも分からない。

そこで、林先生に言われたのが、「頭と体の一致」だった。

歩くことから始めた。

 

それから半年、中2の前期中間・期末、両方とも満足のいく結果を出せた。

「まあ、いっか」、「どうにかなるでしょ」と思っていたことを、その日のうちに完了させるようにしている。

私は今、学習を自分で作ることができるようになっている。

 

さあ、受験まであと3か月! 

                                                                 中3 楓

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        「はやし」にいて12年  

 

「はやし」にいて12年。

この間に私は、「課題」を自分で持てるようになっていた。その一つにアメリカへの留学がある。

 

12年間、同じ学校で、同じ先生で、同じ場所で、同じ制服で。とにかく違う環境に身を置いていたいと思った。

が、いざとなると哀しくなった。今まで、生徒会を2年頑張ってきたのに。もう、学校行事にも出られないのだと思うとたまらなくなる。

 

そんな時のオリエンテーション。

オリエンテーションに行って、私、自分が狭いなと思った。

まじ、こんな人いるんだ。

宇宙関係の勉強がしたいから、アメリカに行くという人。ロシアに行くという人。

驚いたのは、ホンジュラスに行く人だ。

ホンジュラスは、一番犯罪が多いから、その国に一年滞在したら、自分の身は自分で守られるようになる。帰国しても自分をしっかり生きていけると思ったと話していた。なんと、ホンジュラスに行く3人のうち2人が女性徒だった。

まあびっくり。

私は自分の中にアメリカしかなかったから、もうびっくりだった。

せっかくやってきた生徒会も、最後までできないのはさみしいなって、けっこう落ち込んでいたけれど、オリエンテーションなんかに行っちゃたら、いろんな人に会ってみたくなったし、やりたいことをやろうと決めた。もしホームシックになったり、悩みとか出てきた時に、日本にいる時にできなかったことを思って、気持ちが日本に向いちゃいそうだからだ。

だから、「ヨシ!ここまでやりたいことはやったんだから」って思うために、今やりたいことを一生懸命やっている。遊びもね。

 

英検準1は紙の上のこと。

英会話の力をあげないと、私は授業について行けないし。友だちもできないだろうと思った。それで早速、会話力を上げるために、父の仕事の通訳のアルバイトをした。そして、叔父夫婦に生まれてまだ一か月の赤ちゃんがいるから、日本にまだ慣れない叔母の話し相手にすすんでなろうと思う。

友だちと離れること、生徒会が最後までできないことをさみしいと思っていたけれど、今は前を向いている。

 

私は、提示された課題をやるだけの学習はしてこなかった。「はやし」での12年、ありがとう。私は行きます。存分に跳ねてきます。

 

日本は今、消費活動はこれ以上ないじゃんっていうところまで加速してきてしまっている。問題は山積しているように思う。いつか、社会問題を解決する仕事に就きたい。そのために総合政策学部で学びたいと思っている。

 

どうぞ、皆さんに出会うためにアメリカにお邪魔させてくださいと、そんな気持ちでいる。

                                               高1 S